クリント・イーストウッドもいまや俳優だけでなく監督としてもアカデミー賞を
受賞するほど才能に恵まれた人です。
彼も1930年生まれなんで今年79歳ですよ!
もうすでに「渋い」を通り越してしまった感もありますが・・・。
実はこの7月に待望のDVDが発売された。
1971年に作製された「
The Beguiled」(邦題「白い肌の異常な夜」)
直訳すれば「欺かれし者」か?

昔ビデオテープでは発売されたようですが、深夜の映画放送で見たかは
ハッキリしないけど、タイトルが記憶に残っててぜひ観たかった作品でした。
TUTAYAに行くと7月発売なのに新作のコーナーにでもなく、置かれてました。
1971年はクリント・イーストウッドにとって大きな飛躍の年でした。
3本に出演してますが、この作品でアクションでもなくウェスタンでもなく
性格俳優として(オマケに殺されるし

)要求され、監督のドン・シーゲルに
ついても監督業を学び、
次作「
Play Misty for Me」(邦題「恐怖のメロディ」)で初監督を果たす。
(と同時に自身のジャズ趣味を表し、後年の「Bird」に繋がります

)
それから大ヒットシリーズの1作目「
Dirty Harry」(「ダーティーハリー」)に出演。
ドル箱スターへ。
南北戦争末期、負傷した兵士が女子院に助けられ、その女の園での「欲」「嫉妬」が
次々に描かれいます。
現代の「草食系男子」が観たらトラウマになってしまうでしょう。
ホントにコワ?イ


画質はデジタルリマスターなのか物凄くキレイです。これをみるとテレビやリバイバル館での
放映は古いフィルムやコピーを重ねたものだったんだなぁと分かります。
監督はドン・シーゲルと言ってましたが、クレジットでは「Donald Siegel」となっていて
ドンは愛称だったんだ、と小さい発見をして喜んでおります。
また製作はマルパソ・ユニヴァーサルとなっており、「マルパソ・プロダクション」は
マカロニウェスタンの成功で得た報酬をもとに?1968年設立されたクリント・イーストウッドの
映画製作会社です。
- 2009/07/20(月) 11:12:51|
- 日記
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今夜、新市街の「BRIC a BRAC」にて
サンタラのライヴに行きました。
彼らの1st.アルバムしか知りませんでしたが、「BRIC a BRAC」で演ると聞いて
結構小さいハコでするんだなぁと思いましたが、行ってみると
案の定18人ぐらいか・・・。

前座(「ジュラブレ」)が終わり二人がステージに登場。
意外に小さい人たちだなぁ?なんて思ったり。
でも始まると、何か周りの空気が変わった!
すごいエネルギー、これがプロのパワーか?
小さいと思った人たちだけど全然大きく見える。
田村キョウコのヴォーカル(&ブルースハープ)と砂田和俊のギター(&ヴォーカル)
だけなんだけど・・・
「他に何がいるの?この編成で十分じゃん」ってくらい素晴らしかった。
ギターもフィンガーもストロークも上手くって多彩な色を見せて(聴かせて?)くれる。
見よう(聴きよう)によってはキース・リチャーズを思わせる

「楽曲は引き算」歌をいかに聴かせるかの為に余計なものは省いてゆく。まさにソレ。
いつの間にかステージに引き込まれ、10数曲1時間以上まるで舞台劇を観てるようでもありました。
いやぁ?もったいない、もっとたくさんの人たちに聴いてもらいたい。
今夜の2500円は安いんじゃない?(自分たちのライヴ1500円が申し訳ない

)
演奏終了後に即NewCD「IT'S SO EASY」を購いに行くが、一緒に来てたバンドリーダーが
このCDを買うんで、おまえは非売品CD-R付きTシャツを買えとのお達しで



久し振りに素敵な歌・曲・演奏を目の当たりにして幸福な忘れられない一夜でした
- 2009/07/09(木) 23:24:30|
- 自転車
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いまTSUTAYAで100円レンタルをやってたんで、2枚借りてきました。
そのうちの1枚「
Hi Fidelity」(米 2000年)を紹介。

中古レコード店を経営する中年男ロブ(ジョン・キューザック)の物語。
同棲するも結婚には至らず、フラレっぱなし。
未練のあるローラに出ていかれ、何故?何がいけないの?
と過去のオンナたちをも振り返り、自分探し。
好きな音楽に取り憑かれ、趣味同然のレコ屋。
男なら誰しも身につまされるんじゃないかな? 分かる気がする

ここの店員の一人が・・・出ました!ジャック・ブラック。
実にこの演技、ほとんど地で演ってんじゃないのって感じ

レコード店で募集したメンバーで組んだバンドでお披露目した曲なんか
モータウンで出していいくらいの素敵なモンです


でもホントにコワイのは本編未収録で映像特典に収録されてる、
ロブがレコードを「買い取り」に行くシークエンスです。
旦那が留守中に「お宝レコード」群を二束三文で売り渡そうとする中年マダムが・・・。
ロブは良心がとどめ少しでも高く買い取ろうとするやりとりも面白いす。
背景にはアコギやエレキが何本か並んでて「あ?っ旦那はロック好きだなぁ」と
解らせてくれます。
でもこんなこと現実にあったらと思うとゾッとしますね

自分自身も中古レコ屋や古本屋になりたいと夢想し続けてるんでヨカッタ。
皆さん必見です。
- 2009/07/05(日) 10:38:41|
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